28.1.08

イヨカン

イヨカンは、伊予の国、愛媛県の特産品として知られていますが、発見されたのは、山口県阿武郡東分村の中村正路氏の園です。最初は「穴門蜜柑」と呼ばれていました。

明治22年に松山市の三好保徳氏が、原木を購入し愛媛県に導入し、みずから増殖普及を行いました。そのため、松山市周辺に産地が形成され、伊予蜜柑(イヨミカン)として出荷されました。しかし、愛媛県産の温州ミカンと混同を避けるため、昭和5年に伊予柑(イヨカン)と改められました。

イヨカンには200g中にビタミンCが70mg、β-クリプトキサンチンが540μg、疲労回復に効果的なビタミンB1が0.12mgと豊富に含まれています。


果物&健康NEWS Vol.181