アンズの原生地は、かっては栽培の歴史が古いアジア西部のアルメニアやアナトリア地方とされていましたが、現在では、中央アジアから中国を中心とするアジア東部と考えられています。
中国からヨーロッパへの伝搬は、紀元前2~1世紀頃の前漢時代にアンズがペルシャに入り、アルメニアを経由して1世紀の中頃にギリシャやローマに到達したしました。また、中国から我が国への導入は10世紀頃と考えられています。
中国では昔からアンズ果実を生食や加工利用だけでなく、薬用にも使われていました。アンズの仁には苦味を呈するものと甘味を呈するものとがあります。前者は苦仁といい薬用に、後者は甘仁と呼ばれ食用に利用されています。
果物&健康N8WS Vol.199