この中から、単為結果性のバナナが出現しました。このバナナは受精しなければ種が出来ませんが、受精すれば種が入ります。
次に見いだされたのが、単為結果性に加えて雌しべに受粉能力がないバナナです。このバナナは種が出来ません。さらに、花粉にも受精能力がないバナナが見いだされました。この時期は紀元前5千年以前と考えられています。
一方、上記とは別に単為結果性のバナナの中から、三倍体のバナナが見つけられました。三倍体のバナナは、種がなく二倍体より果実が大きいことから、現在の優良品種の親となっています。
果物&健康NEWS Vol.197