カボス(異名:香橙、カボスユ、本カボス、シャンス)の正確な起源ははっきりしていませんが、約300年前には現大分県で栽培されていたようです。
大分県臼杵市字乙見には元禄8年(1695)に稲葉藩在住の医師が、苗木か種子か不明ですが、京都からスダチを持ち帰って植えたと伝えられています。現在も樹齢100年以上の古木が臼杵市に多く残っています。
カボスは、ユズ、スダチと並ぶ我が国の主要な香酸カンキツです。香酸カンキツとは食酢等に用いられるカンキツの便宜上のグループ名です。
果物&健康NEWS Vol.175