14.12.07

ギンナン

 ギンナンは、イチョウの果実です。イチョウは、古生代末期の2畳紀から中生代の3畳紀に起源をもち、ジュラ紀、白亜紀に最も繁栄しましたが、新生代の氷河期にほとんどが絶滅しました。ただ、氷河期でも中国の気候は温暖であったので、絶滅を免れ生き残ったと考えられています。そのため、イチョウは生きている化石といわれています。

 我が国への渡来ははっきりしませんが、2千年以上の樹齢のイチョウがあるそうです(「日本老樹名木天然記念樹」1962年)。また、万葉集(7世紀後半から8世紀後半頃に編纂された歌集)にある「ちち(知智、知々)」は、イチョウのことと考えられています。ただ、これには「イヌビワ」との異説があります。





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