新しい品種を育成するためにはどの親を選ぶかが重要で、カンキツでは「清見」が多く使われています。「清見」は日本で育成された最初のタンゴール(ミカン類とスイートオレンジの雑種の総称)です。
一方、アメリカで育成された「アンコール」は糖度が高く、味が濃厚で高品質な品種ですが、種の多いのと食べにくい欠点があります。
そこで、農研機構果樹研究所では「清見」と「アンコール」を親として新しい品種の育成を行いました。その中から、「せとか」、「麗紅」などが生まれました。「せとか」は、食べやすく、ジューシーで美味しいと好評です。
果物&健康NEWS Vol.192