28.4.08

グアバ

グアバ(Guava; Psidium guajava L.) の原生地は南メキシコからコロンビア、ペルーの熱帯アメリカと考えられています。新大陸発見直後の16世紀初頭、スペイン人はインカ族が栽培しているのを見たとされています。

グアバは現在、世界中の熱帯・亜熱帯地域で自生していますが、その理由として、人手による導入だけでなく、鳥など動物による伝搬も関係していると考えられています。グアバの種子は生存力がかなり強く、かつ、発芽率が高く、樹も強いためとされています。熱帯・亜熱帯地方ではマンゴー、バナナ、カンキツに継いで多く生産されています。

グアバはビタミンCやA、食物繊維が多く含まれているため「熱帯のリンゴ(the apple of the tropics)」と呼ばれています。


果物&健康N8WS Vol.194