7.7.08

ヤマモモ

今が旬のヤマモモはヤマモモ属に属する常緑樹です。6月頃から7月にかけて直径1,5cm~2cmjくらいの赤紫色や白色の果実が実ります。果実の表面には多汁質の突起が密集しています。中には大きくて硬い種が含まれています。

果実は甘みが強いので生食するだけでなくジャムやゼリー、果実酒などで食されるほかに塩漬け加工されることもあります。樹皮は染料や薬などに用いられています。

ヤマモモは我が国に自生している植物で、福井県と千葉県を結ぶ線の南側の海岸地帯に分布しています。1697年の本朝食鑑にも『泉州、摂州、播州は大果、白く、味も良い』と記載されています。現在の主産県である徳島県では元禄15年、阿波藩御触書にヤマモモの植林を推奨する記述があります。


果物&健康N8WS Vol.204