ブドウの系統には、ヨーロッパ系とアメリカ系があります。ヨーロッパブドウ(Vitis vinifera)は、黒海、カスピ海周辺のカフカス地方が原産地と考えられています。生食用「マスカット・オブ・アレキサンドリア」、白ワイン用「シャルドネ」、「リースリング」、赤ワイン用「カベルネ・ソービニオン」などの品種があります。一方、アメリカブドウ(Vitis labrusca)は、耐寒性、耐病虫性に優れており独特な香り(フォクシー香)があります。
日本は雨が多くヨーロッパブドウは果実が裂果してしまいます。そのため、ヨーロッパ系とアメリカ系の雑種である「巨峰」、「ピオーネ」などが育成され栽培されています。
果物&健康NEWS Vol.146