クリは大昔から日本人に食べられていました。縄文時代の遺跡である青森市の「三内丸山遺跡」(約5500年前)では大量のクリ果実の痕跡が見つかっています。
縄文時代の三内丸山遺跡には大規模なクリ栽培の跡があることから、そのころ食べられていたクリは野生種ばかりではなかったと考えられています。クリは良質なデンプンに富み、長期保存が可能なので古くから日本の食生活・食文化の形成に深く関わっていました。
縄文前期・中期には現在の気温と比べて、平均気温で2度ほど高いと考えられています。そのため、温暖であった東北地方が文化の一大中心地であったと考えられています。
果物&健康N8WS Vol.220
9.11.07
クリとクリタマバチ
シバグリやニホングリは、北海道南部から九州全土に分布しており、多くの品種が知られていました。ところが、クリの害虫であるクリタマバチにより「銀寄」など一部を除き在来品種の大部分が枯死し、淘汰されてしまいました。
クリタマバチは、クリの新芽に卵を産み、虫こぶを作ります。虫こぶができた新芽は伸長できなくなり、花も咲かず枯死します。昭和16年岡山県でクリタマバチの発生が初めて認められ、その後全国のクリ園に広がりました。
そのため、農研機構果樹研究所によりクリタマバチ抵抗性品種の育種が行われ、「筑波」、「石鎚」などの品種が育成されました。現在、農研機構果樹研究所には約150品種・系統が保存されています。
果物&健康NEWS Vol.173
クリタマバチは、クリの新芽に卵を産み、虫こぶを作ります。虫こぶができた新芽は伸長できなくなり、花も咲かず枯死します。昭和16年岡山県でクリタマバチの発生が初めて認められ、その後全国のクリ園に広がりました。
そのため、農研機構果樹研究所によりクリタマバチ抵抗性品種の育種が行われ、「筑波」、「石鎚」などの品種が育成されました。現在、農研機構果樹研究所には約150品種・系統が保存されています。
果物&健康NEWS Vol.173