血糖値とは、血液中のブドウ糖の濃度のことをいいます。食物を摂取すると血糖値が上がりますが、インスリンの分泌が少なかったり、働きが悪いと慢性的に高血糖となり、糖尿病と診断されます。
昔は、デンプンなど多糖類に比べ、果糖など単糖類は、血糖値を上げやすいとされていましたが、最近の研究から多糖類か単糖類かの違いよりも、食物の種類と関係することが分かりました。例えば精製白パンよりも食物繊維の多いパンの方が血糖値を上げません。
かつて果物は、単糖類を含むため血糖値を上げると考えられていましたが、今は逆で血糖値を上げにくい食物に分類されています。それは、食物繊維などが多く含まれているためです。
果物&健康NEWS Vol.170