ビワの原産地は中国及び日本で、我が国で食用に供せられたのは約千年前と考えられていますが、我が国に自生するビワは小さくて食用としての価値が低くあまり利用されていませんでした。
今、私たちが食べているビワは江戸時代の天保弘化のころ(1830-1847年)に中国南部から長崎に伝来した唐ビワに由来します。
長崎の代官屋敷に奉公に出された農家に生まれた三浦シオさんが、中国から来た唐ビワが美味しいのに驚き、その実を茂木に持ち帰り自宅の庭に植えて出来たのがビワの代表品種「茂木」です(異説もあります)。
長崎県茂木の農協横には1934年(昭和9年)に建立された茂木枇杷(びわ)記念碑があります。
果物&健康NEWS Vol.149