ブドウは、ポリフェノール(アントシアニン、カテキンなど)を豊富に含んでいます。ポリフェノールは、抗酸化作用があるため、動脈硬化の原因となる活性酸素を除去する作用があります。
LDL-コレステロールが活性酸素によって酸化されると血管の内壁に粥状の塊(アテローム)ができて血管を狭くし、動脈硬化の原因となります。
冠動脈性心疾患の患者に2週間ブドウジュースを飲用してもらったところ、飲用前より血液中のLDL-コレステロールの酸化が抑制されることが明らかとなりました。
このことは、ブドウの摂取は、動脈硬化の予防を通して心臓病や脳卒中などの循環器系疾患の予防に効果的であることを示しています。
果物&健康NEWS Vol.155